糖尿病のタイプ
2018.09.04
新たに以下のように基準が改定されました。
糖尿病の新しい診断基準(2018年、日本糖尿病学会)
糖尿病かどうかは、慢性的に高血糖状態にあるかどうかを、血糖検査で確認することで診断されます。血糖値は食前か食後か、ストレスのある状況か否かなどによって絶えず変化しています。このため一回の検査でははっきりと診断できませんので、確定診断には別の日にもう一度検査を受ける必要があります。
最初の検査で次の三つのいずれかに該当すれば、その時点の血糖レベルは「糖尿病型」と判定されます。2回目の検査でもやはり「糖尿病型」と確認された場合、「糖尿病」と確定診断されます。ただし、糖尿病の特徴的な症状(のどの渇きや多飲・多尿、体重減少など)があり、ヘモグロビンA1Cが 6.5パーセント以上の場合や網膜症が起きている場合は、1回の検査で「糖尿病型」と判定されれば、2回目の検査を受けなくても糖尿病と診断されます。
「糖尿病型」と判定される検査結果
(1) 随時血糖値が 200mg/dL 以上
(2) 早朝空腹時血糖値が 126mg/dL 以上
(3) 75g ブドウ糖負荷試験で2時間値が 200mg/dL 以上
(4) HbA1cが6.5%以上